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横書きが日本人を壊している
縦に書け!
タテニカケ
著者名 石川九楊
在庫なし

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ISBNコード 4396440057
判型/頁 新書変ソフト/224頁
価格 1,047円(税込)
発売日 2005/06/15

日本語の根本原理を蔑(ないがし)ろにしたときこの国は崩(くず)れる!
なぜパソコン、ケータイはこどもたちに有害なのか――。なぜ「人を殺すな」という言葉が、力を失ったのか――。
気鋭の書家が日本語の核心を衝いて放つ緊急提言!

<「日本」とは、畢竟(ひっきょう)、「日本語」である>
近年の政治や経済の軽さ、またおぞましい事件や犯罪を見ていると、何かたいへんな事態が起きている、時代は大きく変わっているに違いないと実感されます。(略)この時期に、言葉と書字(しょじ)と時代の関わりについて考えてみました。文化的な意味での「人間」は「言葉」にほかならず、「日本」とは、畢竟、「日本語」を指すからです。
(筆者「はじめに」より)

<日本語の核心は<縦書き>にあり!>
古来、「天」から「地」へ向かう重力と格闘しつつ、縦に文字を書き、言葉を紡(つむ)ぐことによって日本人の精神は醸成されてきた。日本語を横書きにすることは、英語(アルファベット)を縦に綴(つづ)るのと同じ「愚」である。だが、その愚行が世を席捲したいま、日本人の精神は荒(すさ)み、崩(くず)れつつある。その最大の犠牲者は、言葉を習得途上の子どもたちである。パソコン、ケータイ=ネット社会に狙い撃ちにされる彼らは、日々見えない血を流している……。「改革」の名の下に暴走する現在の日本を、人間と言葉の根源から見据えた警世の書。気鋭の論客が放つ緊急提言!