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小椋佳 言葉ある風景
オグラケイコトバアルフウケイ
著者名 小椋 佳
在庫なし

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ISBNコード 4396500807
判型/頁 小B6ハード/280頁
価格 1,540円(税込)
発売日 2004/06/15

言葉にこだわる小椋佳が日本語の魅力を再検証

『栗花落』と書いてなんと読むと思いますか?
これは苗字、人の姓です。
6月は栗の花の季節。
花が咲き、そして落ちる時期、梅雨入りです。
答えは「ついり」さんと読みます。
季節の一瞬の移ろいが込められた、風情あるお名前ですね。
(本文より)

言葉の力
言葉は、その力を信じ込み過ぎると、危険なものです。
言葉は、その可能性に寄りかかると、いずれ裏切られるものです。
言葉は、巧みな人に悪用されると、危うい世界へ人を導くものです。
それが真実だとしてもなお、言葉は、本当のことを知る手立てとして、
表現の手段として、またコミュニケーションの道具として、
人間が発明したものの中でも、最も重要視されて然るべきものと、私は思っています。
(まえがきより)