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私たちは何を見たか
従軍看護婦たちの大東亜戦争
ジュウグンイアンフタチノダイトウアセンソウ
著者名 編/『従軍看護婦たちの大東亜戦争』刊行委員会
在庫なし

※在庫について
ISBNコード 4396500947
判型/頁 新書変ソフト/304頁
価格 1,047円(税込)
発売日 2006/07/21

今だからこそ、読んでほしい一冊
――櫻井よしこ氏推薦

語り継ぎたい生と死の記録(手記の一部から)
●ミンダナオ島に散った同僚たちへ――悲しすぎる死化粧
●東京大空襲下の東大病院――焼け野原と化した東京の風景
●沖縄ひめゆり部隊の軌跡――ある女学生が残した遺書
●閃光の中に逝った友――八月六日の広島で見た地獄
●ダモイは遠く――残されたシベリア抑留者たちのたどった道

<今だからこそ、読んでほしい一冊  櫻井よしこ>
 大東亜戦争は一体どんな戦争だったのか。私たち日本人は、戦後そのことについてほとんど語ってこなかった。家庭では戦争世代の大人たちが口をつぐみ、学校では日本を批判する歴史が教えられてきた。
 その結果、戦争という国家の命運をかけた全国民挙げての戦いの場面で、一人一人の国民がどのように熱い想いで日々を過ごしたか、または、冷静な事実認識に基いてこの国の未来をどれほど深く憂えたか、それでもなお眼前の状況の中でどれほどの力を振りしぼって祖国のためにつくしたことか。こうした一人一人の深い心を私たちは聞かされることなく過ごしてきた。
 本書にまとめられた従軍看護婦の方々の体験は、日本の足跡に関する戦後日本人の空白を埋めてくれるものである。彼女たちの体験と想いから、私たちは多くのことを知り、学ぶことが出来るはずである。
 戦後60年を過ぎた今だからこそ、どうしても読んでほしい一冊である。