戦後50年を越え、米国に依存している現実を棚上げして、自立しているつもりでいたモラトリアム国家・日本に危機が訪れている。いまや社会の中核を担うのは、権力志向は強いが義務や責任は全うしようとしないモラトリアム・エリートなのだ。さらには、モラトリアム2世の出現によって、自己愛を満たすために生きるのが当然だという、モラルなき世の中になってしまった。
『モラトリアム人間の時代』発表から20年。その予測が的中しさらに深化している現代日本の危機的状況を、いままた明確に解明し、脱却の道筋を探る、精神分析学の第一人者による衝撃の提言。
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