失敗してもいい 言い訳してもいい さぼってもいい ベストでなくてもいい息切れしない<つきあい方>の処方箋。
「人間は、どこでも、生きている限り、他人から文句を言われると、つべこべ自己弁護をするようになっているのだろう。時には見え透いた嘘をついても自分の責任を逃れようとする。嘘はその瞬間の厳しさを逃れるためだし、さぼるのは何とか息切れせずに生涯を終えるためである。その卑怯さを自分にも他人にも許さないと、最終的に生きていけない。『ほどほど』とは、それがかなりうまく行った場合の、むしろ褒め言葉だと思う。卑怯さも、バランス感覚も、諦めも、思い上がりも、謙虚さも、すべて中庸を得ていないと、『ほどほど』にはならない」(著者まえがきより)