HOME > 書籍 > 祥伝社の書籍 > 宮大工千年の「手と技」




語りつぎたい、木を生かす日本人の知恵
宮大工千年の「手と技」
ミヤダイクセンネンノテトワザ
著者名 松浦昭次
在庫なし

※在庫について
ISBNコード 4396611307
判型/頁 四六判ハード/224頁
価格 1,760円(税込)
発売日 2001/08/24

尾道(おのみち)・浄土寺 小林海暢(かいちょう)住職──推薦
棟梁(とうりょう)の「仕事」には感服しました。

「日本人の手仕事」の奥深さ
尾道(おのみち) 大本山・浄土寺 住職 小林海暢(かいちょう)
私と松浦さんとのご縁は、昭和四十三年に遡(さかのぼ)ります。
その年、浄土寺昭和期大修理が始まり、本堂(国宝)、阿弥陀堂(あみだどう)(重文)、山門(重文)の解体修理並びに、茶室(重文)の修理工事の大工副棟梁(とうりょう)だったのが、職人気質(かたぎ)の松浦さんでした。
松浦さんはその後、足かけ五年も、修理に当たってくださったわけですが、淡々とした中に垣間(かいま)見える「仕事」への執念には、いつも感服したものです。
腐りかけた柱はもとより、損傷(そんしょう)の部材は補修して、創建当時の古材(こざい)を最大限に生かして、新たな生命を吹き込んでいく。
日本人の「手仕事」の素晴らしさ、松浦さんの「技」に対する感動は今でも忘れられません。
その調(ととの)えられた技には「伝統と、ものを生かす」心が脈々としていました。
本書を読んで、この素晴らしい技術の心を次の世代へ残そうと、多くの人が思ってくださることを祈ります。