憲政の神様・尾崎行雄の娘にして
明治、大正、昭和、平成を生きる
「日本の母」が
揺れまどう現代の親たちに贈る
父の「教え」と
母の「しつけ」
明治、大正、昭和、平成を生きる「日本の母」が
揺れまどう現代の親たちに贈る
父の「教え」と母の「しつけ」
中曽根康弘、小山内美江子氏推薦
あなたは「教え」と「しつけ」をどうしていますか?
●なぜ「おまえはまだ子どもだから」と言ってはいけないのか
●子どもが質問してきたときに、あなたはまず何と答えていますか
●夫と妻の意見の食い違いは、子どもにどんな影響を及ぼすのか
●「しつけ」のつもりが、なぜ「虐待」になってしまうのか
●ことさら説明しなくても伝わる「無言の教え」とは?
●子どもが「ありがとう」、「ごめんなさい」と言えない理由はどこにあるのか
●子どもを信じてあげられるだけの覚悟を、どうすれば持てるか
「日本の母」の教えが生かされるとき 中曽根康弘
今から五〇年以上も前、相馬雪香さんがスイスで行なったスピーチを、私は忘れることができない。「日本を国際社会に復帰させ、真の世界平和を擁立しよう」との考えに基づき、世界規模で平和を語る会が催され、私も若き国会議員の一人として参加した。まだサンフランシスコ講和条約が結ばれていないころである。このとき相馬さんは、みごとな英語で「日本は世界に尊敬される道義国家を目指して復興に邁進する」と演説し、堂々と日本人の心意気を示した。まさにご尊父・尾崎行雄翁譲りであった。
そのご尊父と国会で席を並べた議員も、今では私だけとなったが、相馬さんは終始一貫して「世界の中の日本」を見つめ、「世界から尊敬される日本」に尽力されてきた。したがって相馬さんは、いわば「日本の母」である。大いなる母の教育論は、今こそ日本人が求めてやまないものだろう。
「大先輩」が与えてくれる、知恵と力
脚本家 JHP・学校をつくる会代表理事 小山内(おさない)美江子
全国の書店に溢れる育児書、その棚の前であれこれと迷う若い父親と母親の姿を見かけますが、私は相馬雪香先生のこの新刊書ほど過激で、愛に満ちた親と子の書と出会ったことはありません。
その過激さはまさに爽快の一言に尽きます。
明治が終わろうとする時に誕生、大正、