仕事ができる人は「泥水」を飲むことから始まる
── セコム最高顧問 飯田亮氏賞賛!!
長嶋、近藤、広岡、森、王 ──
5人の監督に仕え、すべてに優勝をもたらした
「日本プロ野球界一の名参謀」が初めて明かす
「嫌われて勝つ、究極の管理学」
「ナンバー2」は、こうして「強い組織」をつくった
●監督の意図を具体化し、選手に徹底させる ── 「黒江のミーティングがない日はない」
●現場に結果を出させてあげる ── 江川卓を攻略した「秘密練習」の中身
●成功しているときにこそ、組織改革に手を染める ── 川上巨人、森西武の大トレード
●仕事の「意味」と「目的」を論理的に教える ── ただ鍛えるだけが「指導」ではない
●実戦での「業務命令」はシンプルに ── 部下の失敗の責任をとれる覚悟があるか
●「配置転換」の効用 ── 巨人・高田を再生させた三塁へのコンバート
●情の管理より非情の管理 ── 「人事異動」は本人の納得ずくで行なえ
●叱られ役のチームリーダーをつくる ── なぜ現役時代の王、長嶋は叱られたのか
仕事ができる人は「泥水」を飲むことから始まる
── セコム株式会社 取締役最高顧問 飯田亮(いいだまこと)
本書のタイトルを一瞥して、感慨深いものがあった。それは当社の合言葉が、「困難という泥水を喜んで飲もう」だからである。泥水をたくさん飲んで腹をこわし、耐久力をつけないと強くなれない。仕事をやり遂げるうえでの要諦(ようてい)ではないかと思っている。
ニュアンスは少々異なるかもしれないが、著者は現役選手時代から現在に至るまで、たびたび「泥」をかぶってきたと聞く。しかし、その体験こそが、著者を有数の名バイプレーヤーたらしめたのではないだろうか。腹をこわし、耐久力をつけ、結果的に強くなったのである。リーグ優勝21回という数字が、それを雄弁に物語っている。
これが私流「黒子(くろこ)の哲学」
軍師、兵法者、指南役、側近、参謀 ── 。呼称はともかく、およそ組織というものにはトップの補佐役が不可欠である。「ナンバー2」が有能か無能かで、組織の命運が決まるといっても過言ではないと思う。
一般に、組織の長たる者と部下の関係は、打てば響く、「ツーと言えば、カー」のそれでないといけない。円滑な意思疎通を欠く組
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