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ここだけは見ておきたい古建築の美と技
宮大工と歩く千年の古寺
ミヤダイクトアルクセンネンノコジ
著者名 松浦昭次
在庫なし

※在庫について
ISBNコード 4396611730
判型/頁 四六判ハード/264頁
価格 1,760円(税込)
発売日 2002/12/10

立松和平氏推薦
一味も二味も違う、宮大工による古寺案内
本書を片手に持ち、古寺の巡礼を、私はしたい

【本書で歩くお寺】
1章 法隆寺を歩く
法隆寺、東大寺、唐招提寺、室生寺……
2章 華麗なる「平安時代」を歩く
平等院、醍醐寺、円成寺、浄瑠璃寺……
3章 技術の粋、多宝塔を歩く
石山寺、三井寺、根来寺、高野山……
4章 湖東三山と山寺を歩く
西明寺、金鋼輪寺、百済寺、苗村神社……
5章 のびやかな「中世」瀬戸内を歩く
浄土寺、西郷寺、西国寺、明王院……

「宮大工による古寺案内は、一味も二味も違う」立松和平
たとえば法隆寺の大伽藍の前に立ち、その壮麗さに圧倒される。ではどこがどう素晴らしいのかと問われると、うまく説明できない。建物を構成する一つ一つの部分に先人の知恵が詰まっているのはわかるのだが、どこがどのようになっているのか。そんな疑問を、本書は明解かつ見事に解き示してくれるのである。著者は宮大工として生涯かけて国宝や重要文化財の建物の保存修理にたずさわり、古建築の技術の粋を解析し、自ら学んできた。宮大工による古寺案内は、一味も二味も違う。合理と美とが合致し、完壁に調和しているからこそ、古建築は人を感動させる。本書を片手に持ち、先人たちのよき知恵の結晶である古寺の巡礼を、私はしたいと思う。