HOME > 書籍 > 祥伝社の書籍 > 渥美清 晩節、その愛と死




最後の付き人が見守った「寅さん」−四年間の真実
渥美清 晩節、その愛と死
アツミキヨシバンセツソノアイトシ
著者名 篠原靖治
在庫なし

※在庫について
ISBNコード 4396611749
判型/頁 四六判ソフト/208頁
価格 1,540円(税込)
発売日 2003/03/18

片岡鶴太郎氏共感
「わが憧れの人・渥美さんの思い出を分かち合える本」
――七回忌を終えた今こそ明かす、ガンとの闘いと人々との深い絆

渥美清は私の「人生の師」だった
<本書の主な内容>
・風呂場で打ち明けられた「本当の病名」
・私が失敗しても決して怒ることがなかった。それはなぜか
・座右の銘は「知恩」。その二文字に込められた意味とは
・子どものしつけに関しては、きわめて厳しい人だった
・私が渥美さんの体に「異変」を感じた瞬間
・死去直前、「最後の電話」で語られたこと
・震えながら残した「三つの遺言」

憧れの人
片岡鶴太郎
 私は渥美清さんに憧れてこの道に入った。少年時代、版画家の棟方志功画伯を演じる渥美さんを目にし、挫折しながらも高い志をあきらめない主人公を、笑いとペーソスで包む渥美さんの姿に感銘を受けたからだった。
 その私が後年、ある舞台に出演したとき、なんと渥美さんご自身が劇場に足を運んでくださったのである。それが初めての出会いだった。以来、ときには電話で一時間以上も話し込むなど、本当に親しくさせていただいた。
 渥美さんはもういない。けれど、私の中には渥美さんが息づいている。この本を通じて、渥美さんを慕うファンの方々と、その思いを分かち合えれば幸いである。