騙され、たかられ、やられているばかりが能じゃない
「現代中国」の弱点をつき日本の国益に利するには!?
「世界の工場」、「世界一のマーケット」として経済発展を続ける中国。日本企業も製造拠点をシフトし、ビジネスチャンスをうかがった進出が著しい。中国株への投資も過熱気味だ。だが、「現代化」の道をひた走る中国の真の狙いは、経済発展による国民生活の向上などではない。世界一極支配を進めるアメリカとの「最終対決」である。その目標年は西暦2030年。人民解放軍と北京政府は着々と準備を進めている。――米中対決構図の中で、日本が中国を利用し、政治経済両面で“漁夫の利”を勝ち取るための戦略とは何か。
<中国の「本音」を見抜き、利用するために>
●胡錦濤(こきんとう)が口にした、アメリカに対する「三つの危機感」
●すでに「対中包囲網」は敷かれ始めた
●「八%経済成長」という統計数字のウソ
●ソニーと松下、それぞれの中国ビジネスを検証する
●アメリカ「IBM」、韓国「LG」は、なぜ中国で成功したのか
●日本は「五〇年進んだ技術」を武器にせよ
●北朝鮮封じ込めで中国を利用するためには