「企業を活性化するのは、社員一人ひとりの
改革への情熱と取り組みだ。
この本に克明に記録された現場の苦闘を、
私は誇りに思う」
松下電器産業 中村邦夫社長
2118億円の赤字から1266億円の黒字へ(営業利益)
中村革命が、わずか2年で「変われた」理由のすべてが本書にある
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●なぜ中村邦夫は「松下幸之助の聖域」に手をつけられたのか
●いかにして「マネシタ電器」から「技術の松下」に変貌したのか
●PDPテレビ、DVDで大躍進した理由とは
●巨大な組織でも「垂直立ち上げ」を可能にした方法とは
●「日本型経営」の何を残し、どこを改革すれば再生できるのか
<社員一人ひとりを本気にした「現場革命」の実態とは!?>
1章 なぜ中村邦夫は「改革者」となり得たのか
――巨艦・松下の舵を大きく切った「異端者」の素顔に迫る
2章 「超・製造業」への転換を図れ
――九州松下菊水工場がベルトコンベアをはずした日
3章 「垂直立ち上げ」で市場制覇せよ
――起死回生のデジカメ・プロジェクトに見る「V商品」のつくり方
4章 営業の原点に立ち戻れ
――事業部制解体で「供給側の論理」から「買い手の論理」へ
5章 「環境」で白物家電の牙城を死守せよ
――消費者の声が原点のノンフロン冷蔵庫は、こうして生まれた
6章 「テレビ最終戦争」に勝利せよ
――聖域なき構造改革で「家電王国」の復活を賭けたPDPテレビの開発
7章 社員一人ひとりが創業者たれ
―「社内ベンチャー制度」で創業の精神に立ち返らせる