電力、国鉄、電電公社、道路公団、そして郵政公社…
諸外国のケースも踏まえて「民営化の成否」を冷静に検証
「国にしかできないことがある!」
<道路公団、郵政の民営化でますます混迷する議論>
小泉首相、抵抗勢力、大マスコミ、猪瀬直樹氏、櫻井よしこ氏…
「民営化の是非」がこの本でスッキリとわかる!
<政府が声高に叫ぶ民営化の「必然」や、マスコミが語る改革の「正義」など虚妄に過ぎない!>
序 章 「郵政民営化論」はウソと無責任のかたまり
――この巨大な「愚行」についての、正確な情報が流されていない
第一章 イデオロギーと化した「民営化」
――「国営はすべて悪」という感情論は、いかにして形成されたか
第二章 「道路公団民営化」とは何だったのか
――猪瀬直樹氏と櫻井よしこ氏のどちらの言い分に理はあるのか
第三章 諸外国の「民営化の実態」に何を学ぶか
――テレビ・マスコミは伝えない、民営化の「真の成否」を検証する
第四章 日本を蝕(むしば)む単純な「市場万能主義」
――「国がすべきこと」をいま見直さないと、日本経済の力も失われる
終 章 強引な「郵政民営化」がもたらす悲劇
――小泉改革のほとんどすべてが失敗しているのはなぜか