「国力衰退論」の虚妄をはぐ!
旧式経済学ではわからない「少子高齢化」がもたらす恩恵とは。
人口が減ると、新しい文明が始まる
日本が歴史上経験した四回の「人口減少」
<縄文後期>
農耕の始まり、弥生時代の到来
<平安時代>
国風文化の成立
<室町時代>
商品経済や金融業が発展
<江戸中期>
社会制度と町人文化の発達
現在は五度目の文明転換期である!
日本は「人口減少社会」の先進国である(本書の内容)
■経済発展の大前提ではなくなった「戦争」と「大量生産」
■文明の転換期に人口は減少する
■二五〇年の安定をもたらした江戸に学べ
■ルネッサンスが誕生したのは、人口が激減したから
■人口が減れば、国民一人あたりのインフラ利用もゆったりする
■日本が成し遂げた「内政の文明化」とは
■「消費」と「輸入力」が主導する経済−−−お年寄りの使う貯金が景気を回復させる