コワイ人、意地悪な人、哀れを誘う人、笑うしかない人・・・
こんな女性(ひと)、近くにいませんか?
当代一の観察眼を持つ著者がエッセイで迫る女の“素顔”
<本読みのプロもイチオシ!>
本当に楽しく読ませていただきました。読んでいる間、気のおけない同姓の友人と、気持ちよくおしゃべりしている心地良さでした。登場人物は、どこでも見かける女性。もしかしたら、自分かも知れないけれど。そう思うと「そうそう、そうなのよ」と、合いの手をいれながら読んでいても、思わず居ずまいを正します。著者の女性を見る目線は、厳しい反面、安心感も感じさせて、読後感もあったかい。
おまけに、ひとつひとつのエピソードが、ここからストーリーが生まれるのねと思わせて、小説の“かいこ棚”を見てしまったような、秘密を知ったお得感も味わえます。
リブロ池袋本店 矢部潤子さん