風俗業界に激震!
「ここまで書かれると商売がやりにくい!」
新宿歌舞伎町のキャバクラ店長も絶句したリアリティ
カネと女、欲望と野心、虚と実が絡み合った夜のサンクチュアリ
キャバクラ、そこはたった一人の勝者しか存在しない場所――
三兆円産業の頂点に君臨する風俗王を目指した男の見たものとは!?
新田たつお氏(『静かなるドン』作者・漫画家)驚嘆!
うすうす、こういう世界かと思っていたがここまでリアルな現実に打ちのめされた。もうキャバクラには行けない……。
『静かなるドン』作者・漫画家 新田たつお
もっとも知りたかった業界の裏側。新堂作品の中でも最高に読み応えある一冊。私はコミック化を即決した。
『週刊漫画サンデー』編集部 篠田 剛
池袋のキャバクラ「ミントキャンディ」に勤める新人黒服の立花篤(たちばなあつし)。彼は父の入院費用を稼(かせ)ぐため、嫌悪(けんお)する水商売に身を投じていた。店での救いはナンバー1キャスト千鶴(ちづる)の存在。立花が密(ひそ)かに想いを寄せる千鶴もまた、家庭の事情で夜の住人となっていた。勝ち気な立花は、「風俗王」の異名をとる藤堂(とうどう)観光社長・藤堂猛(たけし)からその才を見込まれ、幹部研修の系列店で辣腕(らつわん)ホール長の長瀬と出会う。若きカリスマ・ホール長の天才的な手腕に刺激を受けた立花は、その世界の魅力に取り憑(つ)かれていく。やがて、最年少ホール長に抜擢(ばってき)、自ら店を仕切り始めるが、同僚からの執拗(しつよう)な嫌がらせに遭う。夜の世界に染まっていく立花から千鶴までもが離れ、失意のうちに退店。頂点を目指し、風俗王の椅子(いす)を藤堂から奪うべく渋谷(しぶや)にキャバクラを立ち上げるが……。ヤミ金融、新興宗教、復讐代行屋――裏社会の実態をあますところなく描破してきたエンタメ界の鬼才・新堂冬樹が風俗産業の闇に挑んだ傑作サスペンス!