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完訳 紫禁城の黄昏 / 上
カンヤクシキンジョウノタソガレ / 上
著者名 R・F・ジョンストン ・訳/中山 理 ・監修/渡部昇一

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ISBNコード 4396650329
判型/頁 四六判ハード/432頁
価格 2,200円(税込)
発売日 2005/03/15

「東京裁判」と「岩波文庫」が封殺した歴史の真実!
清朝最後の皇帝・溥儀(ふぎ)のイギリス人家庭教師による歴史の証言。映画「ラストエンペラー」の原作にして、戦前のシナと満洲、そして日本との関係を知る第一級資料、待望の完全訳

上巻では、原著全26章のうち、第一章から第十四章までを収録。うち第一章から第十章までの邦訳は、岩波文庫版未収録。

近代化を唱える康有爲(こうゆうい)の運動が失敗に終わり、西太后(せいたいこう)が実権を掌握すると改革派の光緒帝(こうちょてい)を幽閉し、反動政策を推し進める。だが、ついに革命を誘発し清朝は滅亡。
即位して間もない少年皇帝・溥儀は、曖昧な条件の下、そのまま紫禁城に住み続けることになった。 そんな中「帝師」の要請を受けた著者は、日々皇帝に接し、唯一の外国人として紫禁城の内側をつぶさに見聞する機会を得る。

清朝最後の皇帝・溥儀(ふぎ)の家庭教師として、皇帝の人となり、紫禁城の内幕、満洲問題と日本との関係を、内側からつぶさに観察したイギリス人による貴重この上ない歴史の証言。原著は1934年刊行。

「『紫禁城の黄昏』が、極東軍事裁判に証拠書類として採用されていたら、あのような裁判は成立しなかったであろう。こういうだけで、本書の価値を知るには十分である。もちろん、何が何でも日本を悪者に仕立て上げたかった東京裁判所は、本書を証拠資料として採用せず、却下した」 (監修者のことば)