HOME > 書籍 > 祥伝社の書籍 > スイスと日本 国を守るということ




「永世中立」を支える「民間防衛」の知恵に学ぶ
スイスと日本 国を守るということ
スイストニホンクニヲマモルトイウコト
著者名 松村 劭
在庫なし

※在庫について
ISBNコード 4396681062
判型/頁 四六判ハード/208頁
価格 1,650円(税込)
発売日 2005/12/12

強国に囲まれたスイスが、平和でいられた理由とは!?
井沢元彦氏激賞!
「憲法改正が現実のスケジュールに乗った今、国民必読の書である。」

<スイスが世界に誇る軍事技術>
『ピラーニャ』は、スイス・モヴァーク社が誇る装輪装甲車シリーズ。兵員輸送から火力支援まで、さまざまな用途に応じたバリエーションが可能で、アメリカ、カナダ、チリ、サウジアラビア、スウェーデンなど、世界中の軍隊に採用されてきたベストセラー。アメリカ海兵隊の主力装備『LAV-25』も実は輸出用『ピラーニャ3』である。写真は、その最新型『ピラーニャ4』

<スイス人が教える「平和の常識」>
なぜ、スイスは「武装中立」を選ぶに至ったのか?
第一章 「永世中立」と「民間防衛」:スイスが守ってきた二つの国是
なぜ、戦争がなくならないのか?
第二章 スイスの国防観、日本の自衛観
なぜ、日本人の「和の精神」が非民主的なのか?
第三章 スイスが具現化した真の民主主義
なぜ、スイス兵は最強なのか?
第四章 したたかなスイス人
なぜ、「国境が国防線」であってはいけないのか?
第五章 「海洋国家」と「大陸国家」…それぞれの「国防線」

<なぜ本書が「国民必読の書」といえるのか  井沢元彦>
 スイスの「永世中立」を日本人は「何もしない」ことだと思っている。とんでもない。平和は叫ぶだけでは来ない。「病気よ治れ」といかに大声で叫ぼうと、正しい診断と治療がなければ永久に治らないように、平和も「平和憲法」を守りさえすれば実現するというものではない。司馬遼太郎も「平和とはまことにはかない概念で、それを維持するためには人脂(ひとあぶら)のべとつくような手練手管(てれんてくだ)が要る(『風塵抄』)」と言っているくらいだ。日本人の平和論は子供が「いつかお金持ちになれたらいいな」と言うのと同じ現実的手段を欠いた空想に過ぎない。では、どうすればいいのか? ということに、この松村劭氏の本ほど明快に答えてくれるものはない。
 憲法改正が現実のスケジュールに乗った今、国民必読の書である。