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強いリーダーの決断力
見切る!
ミキル
著者名 福田秀人
在庫なし

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ISBNコード 4396681151
判型/頁 四六判ソフト/224頁
価格 1,540円(税込)
発売日 2006/09/07

「まだやれる、もっとやれる」が、会社を潰す!
コンコルドの論理
カレンダーの論理
最後の10%……
なぜ、リーダーたちは途中でやめられないのか?

「カレンダーの論理」とは…
「PR効果の乏しいカレンダー」をやめられない組織の論理。部下が廃止提案をすると「取引先にカレンダーを作る金もないのかと思われたら、信用問題だ」「カレンダーをいつもお願いしてきた業者が、気を悪くするんじゃないか」などと聞いてきたような理由づけをして、やめられない。結局「効果のほどがハッキリしない以上、続けるしかないだろう」と落ち着く。これがビジネスの各局面にある《見切れない》の初歩的な例である。

<なぜ、見切れないのか!? 決断力なきリーダーの思考>
〈カレンダーの論理〉
〈面子第一人間〉
〈弱者連合〉
〈コンコルドの論理〉
〈執念至上主義〉
〈完売主義〉
〈最後の10%〉
〈パーキンソンの法則〉
〈成功体験〉
〈仲良しサークル化〉
〈プラス発想〉
〈資金の過小投入〉
〈成長至上主義〉
〈営業第一主義〉
〈計画至上主義〉

<見切れずに大失敗する「コンコルドの論理」とは……>
超音速旅客機「コンコルド」をご存じだろうか? 近年、最後の就航を終えたが、その開発・生産段階で投じた1兆円もの費用が、回収されることはなかった。座席数は100しかなく、高燃費。これでは買い手がつくはずもない。設計段階から、商業的失敗は明らかだった。「これまで、研究に研究を重ね、人も金も注ぎ込んでやってきたんだ。いまさら、やめることなどできないよ」企業のリーダーたちもまた、決断できず、見切れず、同じ愚を繰り返す。これを「コンコルドの論理」という。