水しずくのぴしゃんちゃんとぼくの物語。
町はずれの借家に越してきた「ぼく」は、薬草を売りながら、その日暮らしを送っていた。ある日、庭の葉っぱにいる水しずくに話しかけられる。ぼくは、その水しずくをぴしゃんちゃんと名付けた。ぴしゃんちゃんは、水しずくらしく蒸発したくてもできない事情があるらしかった。そしてぼくは、これまで仕事で面倒なことがあったり、期待されたりすると「ジョーハツ」をくり返していた。
おしゃべりで活発なぴしゃんちゃんとぼく。似た者どうしが、せつなく心を通わせる魂の物語。著者の手による鮮やかなカラーイラストも多数収録。