難が転じて福がくる?
常陸の名門に生まれた小田氏治は、若くして家督を継いだ。上杉氏や佐竹氏ら強豪に翻弄され、小田城を九度失うも都度奪還。気づけば泰平の世が……この男、最弱武将か、戦国一の策士か。
「死ぬために戦うのではない。生き延びるために戦うのじゃ。永遠に続くものなどはありはせぬ」ーー本文より
生き恥さらせど乱世を逃げ切れ。
敗者のヒーロー、戦国に現る!
【編集者からのおすすめ情報】
裏切りは日常茶飯事、信じるものは力のみ。そんな戦国時代にあって、9度城を落とされても民の信をつないだ武将が小田氏治です。それだけ聞くと、誠実な行動や政策で人心を掴んだリーダー像が浮かびますが、小田は違う。攻めてはならぬと進言されれば討って出る。攻めろと進言されれば退けと言う。ただの愚か者か、天邪鬼なのか、はたまた策士か。そんな掴みどころのない武将の実像に、組織や働き方をテーマとした現代小説を軽やかに描いてきた著者が挑みます。
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本書は、アクセシビリティに配慮した本です。視覚障害・肢体不自由などの理由で必要とされる方に、本書のテキストデータを提供いたします。本書巻末よりお申し込みください。