団塊世代が生き抜く力を発見できる書
団塊世代の大量離職が始まる2007年。この世代が、みずからの来し方行く末を深く見つめ直そうとするとき、宗教的世界、とりわけ我が国特有の仏教への関心の扉が開かれるのは、必然の流れでしょう。編著者・山折哲雄氏はインド哲学でみずからの学問をスタートさせ、マハトマ・ガンディーの非暴力と断食に身体表現による宗教理解を見、日本人のモラルを支えてきた仏教的倫理観、日本人の死生観の考察等、多岐に亘る著作を発表してきました。
この山折氏の生老病死の哲学の人生学こそ、団塊世代にいま必要なものです。
本シリーズは、山折哲雄氏の著作の中から、質素ではあっても豊かに生きるための人生の指針を著者の自選によって提供するものです。