人生八十年時代の生き方のヒントとなる書
人は死んだらどこへいくのか?
高齢化社会の時代を迎え、多くの世代とりわけ団塊の世代がみずからの来し方行く末を深く見つめ直そうとする機運がめばえています。著者・山折哲雄氏はインド哲学でみずからの学問をスタートさせ、マハトマ・ガンディーの非暴力と断食に身体表現による宗教理解を見、日本人のモラルを支えてきた仏教的倫理観、死生観の考察など、多岐に亘る著作を発表してきました。この山折氏の生老病死の哲学の再考こそ、団塊世代に求められているものといえましょう。
本書は、「無常の風に吹かれて」「生老病死の人生八十年」に続く「生きる作法」最終巻です。