手塚治虫の漫画を愛したひとりの少年の物語
日本のコミック文化の祖ともいえる手塚治虫。日本の文化を創った10人にもその名前は登場してきます。その手塚治虫の全仕事を、手塚マンガを愛した一人の少年が、その心象を通してその魅力に迫ろうというもので、これまでの手塚マンガの解説書や評伝とは少し違っています。著者は、手塚治虫ファンクラブの初代会長を務め、身近にいたこともあって、手塚の心の風景までもきちんと読み取って、作品の裏側にまで踏み込んだ内容になっています。描けない自分へのいらだち、ライバル達への闘争心、時代の流れへの迎合など、天才の苦悩を書くことによって、手塚の作品がよりリアルに迫ってきます。
2008年は手塚治虫生誕80年で、世の中でも手塚治虫のイベントが各地で催されています。