ねじめ正一が本気になった食の話が36。
直木賞作家で詩人のねじめ正一さんの食にまつわるエッセイです。昭和23年生まれで中央線の高円寺で育ったねじめさん、家が乾物屋を営んでいて、鰹節は格好の遊び道具だった。生まれながらに出会った鰹節だが、手間と時間をかけて5番カビまで付けた「本枯節」というのがあることを知り、食に本気になるきっかけとなりました。巨人宮崎キャンプで長嶋監督と食べた大きなさつま揚げ、祖母と歌舞伎座に行った帰り、三越デパート大食堂で食べたアイスクリーム、父とふたりだけの最後の旅で食べたすき焼きなどなど。米、うどん、ラーメン、お茶漬けからホットドッグまで、ねじめさんが本気でこだわる36の食の話がじんわりと味わえます。