2004年に、中国当局からスパイ活動を強要された日本の外交官が自殺し、最近ではトヨタ自動車子会社の企業機密が中国人社員に盗まれるなど、中国の対日特務工作事件が次々と発覚している。そうした中、袁翔鳴氏が『SAPIO』誌上で1年にわたり、その実態をリポートした連載『蠢く! 中国対日特務工作白書』は大反響を巻き起こし、その内容には内外から多くの賛辞が寄せられ、袁氏との面会を求める問い合わせも殺到した。一方で、中国大使館から連載中止を求める声明が発表され、日中の外交関係者が著者の特定に動く事態となった。その連載に大幅加筆して再構成したのが本書である。