ダブルスパイとして追われる男の孤高の闘い。
アルカイダに潜入していた唯一のCIA工作員ウェルズは、大規模テロ作戦のため本国アメリカに送り込まれる。作戦の詳細を探るべく努力を続けるが、CIA上層部からは9・11同時多発テロを警告しなかったことなどを理由に、二重スパイの嫌疑をかけられてしまう。信じてくれるのはかつて連絡担当だった女性局員ただ1人。一方、信頼を得ていたはずのアルカイダからも疑惑の眼を向けられて……。
テロはいつ発生するのか、標的はどこか、その方法は?
自らの矜持を賭けて職務を遂行しようとする男の孤高の闘いを描く、2007年度MWA最優秀処女長編賞受賞作。