作家がラジオのレギュラーになり、そして…
2005年1月、作家「かんべむさし」は1通のメールを受け取る。AMラジオ早朝ワイド番組のパーソナリティを、月曜から金曜までの毎日担当しないか、という依頼だ。しかも裏番組は2つとも30年続く大物の人気番組。作家活動との両立は可能なのか、作家的な発想と思考を、朝のワイド番組でどう生かすのか。スタッフたちとの試行錯誤の日々が始まった。そして作家は、活字人間と電波人間の気質の違いを痛感しつつ、刺激に満ちたラジオの仕事に熱中する…。ユーモラスで軽妙な会話と柔軟で緻密な思考が、爽やかな朝の空気の中でざわめく、意欲的書き下ろし長編。