世界の映画人に受け継がれた黒澤明の遺伝子
生誕百周年を迎えた日本映画最大の至宝・黒澤明。彼が世界の映画界に与えた影響は量り知れない。スティーブン・スピルバーグ、ジョージ・ルーカス、フランシス・コッポラ、山田洋次、宮崎駿ら、彼を師と仰ぐ映画人は内外に枚挙にいとまがない。彼らはその作品の中に、意識的に、あるいは無意識的に、黒澤明へのオマージュを捧げ、黒澤映画の継承者であることを表明している。それは何気ない一シーンであったり、奥深い精神性であったりと、表現は多様でも、そこに表出されているのは紛れもなく彼らに映画人という人生を決断させた父・クロサワへのリスペクトであり愛慕の言葉である。偉大なる「クロサワ」の遺伝子は、どのように今日の映画界に受け継がれているのか。著者自身が親しく交わった世界の映画の最前線で活躍する監督、俳優の作品、エピソードから、「クロサワ」の遺伝子を探る異色の黒澤明論。
編集者からのおすすめ情報
本書で取り上げられているのは、現代の映画界を代表する映画監督ばかり。C3POとR2D2だけが黒澤の足跡じゃありません。誰もが一度は熱狂したであろう名作映画の、あのシーンは黒澤監督へのオマージュだった・・・という、ちょっと人に話したくなるような新発見が満載です。黒澤映画のみならず世界の傑作映画の鑑賞ガイドとしても、お手元に置いておくととってもお役立ちの一冊です。
著者の西村雄一郎氏は、現在日本映画専門チャンネルHP「監督黒澤明の仕事」(http://www.nihon-eiga.com/kurosawa/)でコラム連載中。さらに黒澤作品への理解が深まりますよ。