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日本美術全集(全20巻)
日本美術全集 7 運慶・快慶と中世寺院
ニホンビジュツゼンシュウ7ウンケイ・カイケイトチュウセイジイン
著者名 著/山本 勉

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ISBNコード 9784096011072
判型/頁 B4判/288頁
定価 16,500円(税込)
発売日 2014/01/28

天才仏師が生んだ日本仏像史上最大のドラマ

今年(2013年6月)、静岡にある願成就院の阿弥陀三尊像、毘沙門天像、不動明王および二童子像がそろって国宝に指定された。いまや、だれもがこれらの作者は運慶であると疑わない。だが、68年に小学館より刊行された美術全集(『原色日本の美術 中世寺院と鎌倉彫刻』)の解説を読むと、なんと<どうもよくわからない>と書かれている。それだけ、この半世紀間に運慶研究は進み、作品の再評価や新発見が相次いだということだろう。また、近年、運慶作・興福寺南円堂安置の四天王像が、かつては北円堂にあったとする説が有力になりつつあり、本巻でもこれにしたがった。現在北円堂にある無著世親立像、弥勒仏坐像を約800年前に四天王が守っていた――そんな、現在では見られない一具の姿を、観音開きの大型ページで再現している。
「現代におけるさまざまな人間ドラマは、鎌倉時代にも同じようにあったと思う」と著者の山本勉氏はいう。運慶と快慶のあいだに生じたであろうライバル関係、天才プロデューサーとして弟子たちを束ねて行なう「工房」スタイル・・・・華麗なるノミさばきを堪能しながら、日本仏像史上最大の人間ドラマも楽しめる内容になっている。

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