豊かな島の自然と人の営みを写真で伝える
伊豆七島のひとつ御蔵島は、東京の南方約200kmに位置し、周囲は約16km、人口は約260人、伊豆七島の中でも知られることの少ない島である。ここにはミクラミヤマクワガタ等の固有種を含む豊かな生物相があり、スダジイを中心とする巨樹(幹周り5m以上)が649本確認されている。また、オオミズナギドリの世界最大の営巣地であり、世界的に例の少ないバンドウイルカの子育ての島でもある。この島で、人々は林業と漁業を中心に暮らしを営み、豊かで美しく、そして厳しい自然と共生している。東京からそれほど離れていないこの島を、自然と人間の暮らしの両面から写真で紹介し、訪ねてみたいと思わせると同時に、自然と共生するということのひとつの形を視覚的に伝えている。