日本人フォトジャーナリストが戦争を捉えた
有史以来、果てることなく、現在も世界中で繰り返される人類最大の暴力「戦争」の意味を、写真を通して探り続けているフォトジャーナリスト・Q・サカマキ。パレスチナ、ハイチ、スリランカ、コソボ、アフガニスタン、リベリアそしてイラク――世界の戦地の最前線で、死線をさまよう人々を捉えたそのレンズが、人間のDNAに潜む残虐性を切り取っていく。戦闘シーンだけではなく、学校や教会などの日常生活の一部を描写することで、さらに浮かび上がる非日常性。家族の苦しみ、叫びが聞こえてくる写真集。各章末にある戦争の背景を活写するエッセイとキャプションは、日本語と英語を併記し、海外での販売も視野に入れる。日本人にとっても、戦争やテロはもはや対岸の火事ではない。憲法9条を再認識させる1冊。