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小学館新書
「居場所がない」人たち
「イバショガナイ」ヒトタチ
著者名 著/荒川和久

在庫あり

※在庫について
ISBNコード 9784098254439
判型/頁 新書判/224頁
定価 1,034円(税込)
発売日 2023/03/31

居場所がなくても幸福と思える生き方とは?

2040年には、独身者が5割に。だれも見たことのない、超ソロ社会が到来する。
ますます個人化が進む中、私たちは家族や職場、地域以外に、誰と、どこで、どうつながれば、幸福度を高められるのか?
また、親として、人生の先輩として、これからその時代を生きる子どもたちに何を伝えられるのか?

家族、学校、友人、職場、地域・・・・安心できる所属先としての「居場所」は、年齢を重ねるごとにつくるのが難しくなり、時に私たちは「居場所がない」と嘆く。
また「そこだけは安心」という信念が強すぎるがゆえに、固執し、依存するという弊害も生まれる。

では、居場所がなく、家族や友達をもたず、一緒に食事をする相手がいないのは、「悪」なのだろうか?常に誰かと一緒でなければしあわせではないのだろうか?

社会の個人化も、人口減少も、もはや誰にも止められない。私たちに必要なのは、その環境に適応する思考と行動だ。著者が独身研究を深掘りした先に示すその答え=〔接続する〕関係性、〔出場所〕という概念とは?

結婚していてもしていなくても、家族がいてもいなくても、幸福度を上げるための視点とヒントに満ちた一冊。

【編集者からのおすすめ情報】
〔もくじ〕
●第一章:ファクトを知る
新聞やテレビのニュースは信じられるのか?
少子化問題ではなく、少母化問題
人口減少は少子化のせいなのか?
日本だけではない。世界も人口減少する
未婚化は若者が草食化したからではない
晩婚化など起きてはいない
金がないからこそ結婚した方がいいというが
結婚には限界年齢というものがある
このままだと日本の家族は消滅するのか?
●第二章:独身は不幸説を検証する
独身は不幸なのか?
結婚すればしあわせになれるのか?
「足りない病」の人間に「足りない」ものは何か?
おっさんは叩いていいのか?
しあわせとはなんなのか?
ウェルビーイングではなくウェルドゥーイング
●第三章:「孤独は悪」といいたがる人たち
孤独は悪なのか?
友達がいないことはそんなに問題なのか?
友達がいなくなったと嘆く中高年男性の本当の問題とは?
友達がいれば安心なのか? 「つながり孤独」という問題
孤独であることと孤独に苦しむことは別
孤独に苦しむとは、結局はおカネの問題
孤独とはなんなのか?
●第四章:所属から接続へ 居場所から出場所へ
意志で選択などしていない
遺伝ですべてが決まる?
人とのつながりとは?
家族のつながりが生む悲劇もある
今まで安心だったコミュニティの崩壊
接続するコミュニティとは?
●第五章:「新しい自分」を生む旅へ
自分の中の多様性とは?
人とつながることを怖れる人
ネットの世界は実はつながっていない
利他なんていらない
しあわせ資本主義へ
視点と視座を変えれば世界は勝手に変わっている

〔著者〕
荒川和久(あらかわ・かずひさ)

広告会社にて、自動車・飲料・ビール・食品など幅広い業種の企業業務を担当。独身生活者研究の第一人者として、国内外のテレビ・ラジオ・新聞・雑誌・WEBメディアに多数出演。著書に『結婚しない男た



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