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知られざる日本の恐竜文化
シラレザルニホンノキョウリュウブンカ
著者名 金子隆一
在庫なし

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ISBNコード 9784396110802
判型/頁 新書判/280頁
価格 880円(税込)
発売日 2007/07/24

日本人は、なぜ恐竜が好きなのか

【内容の一部】
●恐竜マーケットという幻想
●恐竜展の仕込み方
●恐竜展は本当にビジネスになるか
●ゴジラと恐竜の微妙な関係
●恐竜ファンのヒエラルキー
●恐竜に「萌え」ないのが恐竜オタク
●オタクの最終進化形としての恐竜学者
●総合科学となった恐竜学
●恐竜フィギュアの夜明け
●恐竜学はなんの役に立つか
●目指せ! 「恐竜プロデューサー」
etc.

■恐竜ブームの虚像と実像
恐竜はいつの時代も子供たちに大人気で、毎年のように開催される恐竜展は何十万人、時には一〇〇万人もの観客を動員している。
「恐竜ビジネスは、きっとビッグビジネスに違いない!」
――しかし、それは傍(かたわ)らから見た虚像にすぎないようだ。
恐竜をよく理解せずに恐竜展を主催する大手マスコミ、コスト偏重による粗製濫造本、模倣とパクリが横行する商業イラストレーション、瀕死の恐竜ジャーナリズム……。著者が自らの体験と取材を通して明らかにする恐竜業界は、一般のイメージと乖離(かいり)した世界だった。恐竜は日本人に本当に理解されているのだろうか。日本の特異な恐竜文化のありようと問題点、恐竜学のあるべき姿を展望する。