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手塚治虫傑作選「瀕死の地球を救え」
テヅカオサムケッサクセンヒンシノチキュウヲスクエ
著者名 手塚治虫
在庫なし

※在庫について
ISBNコード 9784396110932
判型/頁 新書判/256頁
価格 825円(税込)
発売日 2007/10/24

地球は今、息も絶え絶えの星になってしまいました
いったい、いつの間にこんな事態に陥(おちい)ってしまったのでしょうか
人類はどこで針路を誤ったのでしょうか
――手塚治虫

「解説より」
手塚治虫は明るい面ばかりを描いてきたわけではない。犯罪を、戦争を、それを起こした人間の心の闇を描いてもきた。あるいは良識的な人間の底に潜む狂気を、平凡な人間が持つ裏の顔を、何度も何度も描いてきたのだ。(略)
日の当たった明るい面を描く白手塚と、その影を描く黒手塚、その両面があって、初めて天才としての手塚治虫が現われるのだ。

■手塚漫画で知る、自然への熱い愛
手塚治虫は「環境破壊」を主題とした多くの作品をとおして、人類がやがて迎えるであろう危機を、繰り返し警告してきました。「北極圏の温暖化で北極点の氷が消滅!」といった報道まで伝わる今日、地球を取り巻く環境は、手塚治虫の「予言」をこえて悪化の一途をたどっています。今だからこそ、彼の作品が胸に響きます。 1960年代の公害問題の恐怖を描く『うろこが崎』、人間のエゴで犠牲になった自然の復讐をテーマにした、「ブラック・ジャック」収録の『ディンゴ』、名作『白縫』、「鉄腕アトム」の秀作『赤いネコ』など、手塚治虫の自然への熱い愛があふれる傑作を集めました。