なぜ人を殺す?
なぜ軍隊を強化する?
なぜチベットを弾圧する?
答えは歴史の中にあります
<孔子から胡錦濤までの行動原理>
孔子「天は私に道徳的国家を築く指名を与えた」
老子「人にとって悪でも天にとっては善」
孟子「造反有理」
毛沢東「ものごとは千年単位で考えよ」
とう小平「金儲けは悪くない」
■中国人はなぜ、自分のことしか考えないのだろう?
いったい中国人とは何者なのか。彼らは何を考え、何を信じているのだろうか。
同じ漢字を使うからといって、中国人は身近な存在ではありません。漢民族には宗教も神もなく、道徳すらも定着しませんでした。儒教は韓国に、仏教は日本に、道教は香港や台湾に逃げ出してしまい、中国は真空状態。絶えず道徳を唱えているのは、道徳が根づいていない証拠です。
古代から現代までの中国思想を楽に読み通すために、本書は書かれました。たびかさなる戦乱を生き延びる知恵を、いかに身に付けたのか。その知恵とはいったい何か。一筋縄ではいかない謎の民族・中国人の発想が明かされていきます。
日本人の知らない中国人がここに!