韓国、中国にもあるのに……
自国の検索エンジンを持たない国は消えゆくのみ……
世界が日本を無視しはじめた今、もう一度「日本ブランド」を立ちあげよう!
強い日本は影を潜め、無視され、通過されるだけの島国となってきました。それだけならばまだしも、ついに侵食され、国土はやせ衰え、海は汚れ、必要なもののほとんどを外国に頼るという海外に依存するだけの国家になってきました。まさに「日本が消滅する日」が、すぐ目の前に来ているのです。
(「はじめに」より)
■ ぞっとする現実がいまそこにある
自国の検索エンジンを持たない日本は、すべてアメリカに依存している。韓国も中国も持っているのに、だ。こんなITの遅れている国は、もはや衰退の道を歩むほかない、と著者は警告を発する。世界もいまや日本を、ジャパン・バッシングからジャパン・パッシング、そしてジャパン・ナッシングと見ている。
教育の力も落ち、国の経営は赤字国債の大量増発でしのいでいる状態だ。弁護士の視点で言えば、債務整理を始める必要がある。本書は、いま日本のどこが問題なのかを豊富なデータで洗い出し、現実を冷静に見てみようとする。ぞっとする事実がそこに炙(あぶ)り出されるが、目をそらさないことが必要だ。そして、ではどうすればよいのかを、IT弁護士が提案する。希望を捨ててはいけない。