メタボ健診のウソにだまされるな
コレステロールが低いほど死亡率が上がる
◎メタボ健診は健康な人を「異常」にする罠
◎「高コレステロールだと早死に」のウソにだまされるな
◎低コレステロールのほうが死亡率は上がる
◎コレステロールで女性に薬が処方されるのは日本だけ
◎中性脂肪は運動で下げられる
◎糖尿病の本質は「筋肉病」
◎日本では肥満が10倍水増しされている
◎ちょいメタのほうが長生きできる
◎日本の基準値は欧米に比べて、「異常」になりやすく設定されている
■もはや自分の体は自分で守るしかない
この4月から行なわれるようになったメタボ健診。男性のウエストまわりは85センチ以上、女性は90センチ以上はメタボという、まったく個人差を無視した判定基準。このメタボ健診で行なわれている診断には、実はおかしなことがたくさんあります。
日本ではコレステロールが高いと、体に害があり、早死にするといわれ、数値をオーバーした多くの異常者とされた人々に、多大な薬が処方されています。とくに海外では女性にはコレステロールでは薬は処方されないのに、日本ではコレでもかというくらいの処方がされているのが現状です。中性脂肪においても同じような状況です。そこには医薬界をとりまく産官学癒着の構造や、患者や医者でさえ知らされていない大きな問題があるのです。
本書では、コレステロール、中性脂肪を中心としたメタボ健診の実状とそれに伴う薬の処方の問題点、国際基準からみた正しい規準を数多くの図表とデータをもとに明らかにし、自らの体の守り方、気のつけ方のポイントをわかりやすくまとめています。