オレがオレがの“主観力”や無関心な“傍観力”は×
名プロデューサーが知恵を伝授
本当に求められているのはこの力!
「客観力」を磨くために(本書の内容)
◎これからは「定」がつくものがなくなる時代
◎変化はすべて「チャンス」
◎ときには、自分のやっていることにつっこみを入れてみる
◎いかに「市場」での評価を見極めるか
◎大きな組織も、客観視すればちっぽけな存在
◎ときには採算の度外視も必要
◎元気のない時代は「わかりやすさ」がいい
◎「いい加減」の精神
◎「元の気」は、誰にでも備わっているはず
■時には、ニュートラルな視点を持つこと
考えてみれば、今の日本に最も欠けているのがこの「客観力」なのかもしれません。やたらと己(おの)が主張だけを声高に叫び立てる「主観力」に溢(あふ)れた人や、ただただ無関心を装い、手を拱(こまね)いている「傍観力」に長(た)けた人はいても、第三者の目で自分を見つめる「客観力」のある人は少ないような気がします。
「私! 私!」でもなく、「別に!」でもなく、「私もOK、あなたもOK」にならなくてはいけないのです。タレントばかりではなく、企業にも好感度を問われるのがこれからの時代なのです。好感度を上げるためには、内側ばかりではなく、一度は外側から自らを顧(かえり)みるニュートラルな視点を持つ必要があるのです。(「はじめに」より)