「栃木の言葉には温かさがあります」
その土地の人となりを持ち上げ、相手の心をつかむ言葉……
「仙台は東北と思えないくらいの都会です」
「筑後は女性が支えていますね……」
<従来あった「県民性の本」とは、こんなにちがいます!>
同じ県内でも性格のまったく異なる地域がある。
47都道府県別より正確な59エリア分類。
いますぐ使える《ヨイショ句》と
絶対に口にできない《タブー句》、あわせて119フレーズ収録。
データの羅列だけでは決して見えてこなかった
真の地域性を包み隠さず公開。
■四十七都道府県で、こんなに違う「ホメ言葉」
あなたは、旅先や出張先で出会う人たちと、いつも同じ調子で話してはいないだろうか?
たとえば、何気なく使っている『ここは、おしゃれな人が多いですね』も、その土地によって微妙にニュアンスを変化させ、ホメなくてはならない。
プライドが高く、ストレートな物言いを素直に受け取ろうとしない石川県・加賀(かが)エリアの人には、『さすが、違いますよねえ』。
兵庫県・摂津(せっつ)エリアの人は、もっと圧倒的なホメ句でないと満足しない。『本当に価値のあるものを知っているという感じです』
これが、香川県に入ると、『みなさん、けっこうおしゃれなんですね!』と意外な驚きを装(よそお)ったヨイショで、十分喜んでもらえる。