坂本龍馬、西郷隆盛、士方歳三、篤姫――
幕末を駆け抜けた志士たちの志に学べ!
リーダーにすべき人間
させてはいけない人間
●篤姫はなぜ強大な権力を持てたのか
●政党合併は薩長同盟に学べ
●西郷は島津斉彬の「偉大なるイエスマン」だった
●わずか30名の精忠組にあって、徳川幕府になかったもの
●新選組の権力争いは政党の派閥抗争そのもの
●徳川幕府崩壊とソ連崩壊の酷似点
●情報収集能力が欠如していた井伊直弼
●老中首座 阿部正弘は過労死だった
●徳川慶喜の「あなたとは違うんです」
●品格ある政治家が国家を再生する
■今も昔も品格のある政治家が国家を救う
昨今の国民の政治不信は、現在の政治家のふがいなさが、そのまま国民の不安につながっているとも言える。漢字が読めないなどという政治以前の問題はともかくとして、まさに現在の政治家の資質が政局混乱を招いているといっても過言ではあるまい。
幕末の混迷は現代の比ではないが、その混迷の時代を駆け抜けた坂本龍馬、西郷隆盛、新選組、そして幕府側の志士たちはどのような政治意識をもっていたのか。そして彼らの政治家としての力はどのようなものだったか。
現代政治学家・政治史研究家である著者が、“人間力”の視点から、幕末志士と現代政治家の違いや、彼らの活躍から国家救済のヒントまでを鋭く読み解いていく。