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超訳『資本論』 第2巻
チョウヤクシホンロンダイニカン
著者名 的場昭弘
在庫なし

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ISBNコード 9784396111533
判型/頁 新書判/280頁
価格 880円(税込)
発売日 2009/03/26

形態を変えながら、回転しながら、利潤を生みながら、際限なく肥えていく資本の正体……
資本主義とは、金持ちがさらに儲けるためのシステム!

超訳『資本論』第2巻――目次より
◎なぜ資本は貨幣の形態をとるのか
◎商品が売れないことで恐慌がわかる
◎資本主義は無駄な生産期間を減らそうとする
◎剰余価値がどこから生まれるのか、わからなくなる
◎流通では価値が形成されない
◎一年にどれだけ資本を回転させられるかが重要だ
◎退蔵貨幣という貨幣
◎不均衡と恐慌
◎拡大再生産モデル「Iv+m>c」の場合
などなど

■資本主義が肥大すると、必ず恐慌になる
マルクスの草稿をエンゲルスがまとめた『資本論』第2巻では、資本のしくみが細かに分析されている。
資本は、労働者から搾取した「剰余価値」を利益として蓄積し、その一部を次の事業へと投資する。この繰り返しによって、強い資本は弱い資本を呑み込みながら、ますます肥大する。
商品はさらに大量に生み出されていく一方で、市場にそれを消費する力がないため、過剰生産となる。こうして、恐慌に陥るのだと、マルクスは指摘した。勝ち組と負け組とがはっきりとした、その不均衡こそが、恐慌の最大の要因なのである。現況とあまりにも似てはいないか。