手強い小泉純一郎、訥弁(とつべん)だが説得力のある小沢一郎、石橋を叩いても渡らない志位和夫、覚悟のない麻生太郎……
歴代党首の論戦、面白い論戦、涙した論戦など、古今のエピソードを満載!
内容の一部
◆論戦下手が論戦上手と錯覚している麻生
◆政治をシンプルにする小沢
◆勘は鋭いのだが……福島瑞穂
◆意外!?に上手だった小渕恵三
◆論戦力を勘違いした安倍晋三
◆三の矢まで放つ不破哲三
◆田中真紀子追及にはファンが逆襲
◆「攻めダルマ」菅直人
◆驚くべき鈴木宗男の質問力
■一読、優れた政治家とダメな政治家が分かる
抜群のテクニックを誇る小泉純一郎、二の矢、三の矢まで用意する不破哲三、論戦力を勘違いしていた安倍晋三。石橋を叩いて壊す志位和夫、喧嘩をふっかける菅直人。訥弁(とつべん)で、政治をシンプルに考える小沢一郎、「覚悟」のない麻生太郎は論外、とばっさり。
勘は鋭いのだが、いくつも質問しては、はぐらかされる福島瑞穂、意外と上手だった小渕恵三など、古今の論戦を具体的事例をあげて述べる。論戦力とは、しょせん胆力、相手への人格攻撃だけは絶対してはならない。その点でつまずいた辻元清美。また、鈴木宗男の質問力には舌を巻くと著者はいう。優れた政治家とダメな政治家が、一読で分かる一冊。