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国道の謎
コクドウノナゾ
著者名 松波成行

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ISBNコード 9784396111601
判型/頁 新書判/392頁
価格 968円(税込)
発売日 2009/05/28

青森県・龍飛崎の「階段国道」を知っていますか?
「点線国道」「港国道」「海上国道」から、「国道1号」「第三京浜」まで……
どの国道にだって、過去や秘密がある。

【本書の内容】
――車どころか、人踏をも拒む山道が「国道」
――日本一短い国道は、神戸にある
――国道77号、100号、111号は欠番
――第三京浜は、平成5年まで国道ではなかった
――国道に「一級」と「二級」があった
――フェリーも国道だった
――26本もある「海上国道」
――国道のくせに、有料
――「国道」とはいっても、管理は地元任せ

■「国道」は、日本の近代史を映し出す遺産
国家の号令のもとに、巨大な予算を投じて整備される「国道」……なんとなくそんなイメージをもたれているのだが、現実はまるで違う。国は通る地点を決めるだけで、その先はほとんど地方任せ。
国道というのも名ばかりだ。隣の県道のほうがマシだったなんてことはよくある話。酷(ひど)い場合は、途中が階段だったり、登山客も寄りつかないような山道だったりする。 マニアたちは、そんな酷い国道を「酷道(こくどう)」と称して崇(あが)めてきた。では、なぜそんな道が造られ、そして取り残されたのか。すべての国道には“国の道”ならではの歴史があるはずだ。その謎を追った。