「住めば都」は、ウソでした。
県民の生活力、生産力、将来性、所得格差、県内格差、官民格差、公務員の不正、医療・福祉、教育、治安……
この数字をみれば、あなたの県のイメージが180度変わる!
「県力」が一目瞭然!
▲貧困者の多い県は?▲所得格差の大きな県は?▲税金や社会保障が世帯収入に占める割合の高い県は?▲公務員がのさばってる県は?▲教育費の低い県は?▲一生結婚しない人が多い県は?▲医療費の高い県は?▲給食費未納の少ない県は?▲児童虐待が多い県は?▲貯蓄にはげむ県は?▲ニートやフリーターの多い県は?▲犯罪検挙率の低い県は?▲振り込め詐欺の多い県は?▲共稼ぎの多い県は?……などなど
■「国は地方に委譲を!」と意気込んではいるけれど……
47の都道府県がいずれも同じ水準というわけではない。もっともそんな事情は百も承知だ。が、本書にあげた数々のデータにもう一度目を向けてほしい。数字が、「県力」(各県の本当の力)を教えてくれる。私たちが思っていた以上の格差がそこにある。意外な順位を目(ま)の当たりにして、あなたの固定観念は崩れていくだろう。
たとえば、昨今は地方の鑑(かがみ)のように持ち上げられている宮崎県。その県民のひと世帯あたりの貯蓄額は全国44位。一方、負債のデータもあって、こちらは7番目に多い。差し引きした結果、宮崎県民は日本一大きな家庭の赤字を抱えていることが明らかになった。貯蓄型の日本国民の中にあって、赤字県は国内でわずか2県である。