妻が、天ぷらを揚げなくなったら危険信号!
ある日突然、差し出された「離縁状」を目前にして、「あぁ、妻がわからない!」と、絶望しないための1冊
●あなたの「夫婦」観は、間違っている!
第1章 妻のサインを見逃すな!……口をついて出る「離婚、離婚」
第2章 なぜ「うまくいかない」か?……こんなにズレている夫と妻
第3章 「家族」というものとは?……「理想的夫婦」なんて幻想だ
第4章 「結婚生活」をレビューする……著者が経験した「夫婦」
第5章 夫婦も「契約更改」!……アパートの賃貸契約と同じ
最終章 夫婦というパートナーシップ……ひとりぼっちにならないために
■妻の「赤信号」に気づかない夫たち
男というのは、どこまで鈍感な生き物なのだろう。世の熟年夫たちは、「夫婦は古いほど味が出る」と無邪気(むじゃき)に考えている。
妻が発してきた危機のサインを軽く受け流してきた結果が、目の前に突然差し出された離縁状である。「何を血迷ったか!」と叫んだときには、もう手遅れ。妻の意思は揺るがない。
なぜ、こんなことになってしまったのか――。その理由を簡単に言えば、男女の違い。たいていの夫は、家族の幻想、夫婦の幻想を墓場まで引きずっていく。相手の真意を知ろうともしないから、妻が途中で変わってしまったのだと思いこむ。
しかし、年老いてから捨てられて泣くのは、夫のほう。本書には、1日でも早く知るべき現実が書かれている。