HOME > 書籍 > 祥伝社の書籍 > 25通の手紙で読む 龍馬の肉声




25通の手紙で読む 龍馬の肉声
25ツウノテガミデヨムリョウマノニクセイ
著者名 木村幸比古
在庫なし

※在庫について
ISBNコード 9784396111939
判型/頁 新書判/280頁
価格 880円(税込)
発売日 2010/01/29

現存する130余通のなかから兄、姉、お龍、木戸孝允、海援隊同志に宛てた25通を厳選。
英雄ではない「人間・龍馬」の素顔がここに!
「日本を今一度せんたくいたし申候」

本書で紹介する手紙の一部………
●勝海舟への弟子入りを自慢する「エヘン」の手紙
●「日本を今一度せんたくいたし申候」の手紙
●お龍(りょう)を、乙女(おとめ)姉さんにそれとなく紹介する手紙
●薩長同盟の内容を朱筆で証明した歴史的な手紙
●命からがら生き延びた寺田屋の遭難を、木戸孝允に報じる生々しい手紙
●第二次長州戦争の戦況を知らせるイラスト入りの手紙
●お龍と行った新婚旅行で、霧島の逆矛(さかほこ)を引っこ抜いた様子を絵入りで姉に報じた手紙
●現存唯一、お龍に宛てた手紙
●迫りくる危険を仲間たちが続々と警告する内容を記した暗殺直前の手紙

■龍馬の姿に直(じか)に触れる最良の方法
幸いなことにわれわれには、龍馬の姿に直に触れる手立てがある。それは「手紙」だ。それらは薩長同盟から大政奉還にいたる幕末維新の仕掛人としての、貴重この上ない時代の証言であると同時に、人間龍馬のありのままの姿が映し出されている。
司馬遼太郎氏は、そんな龍馬の手紙からは「精神の肉声」が聞こえてくるようだと評した。
その文章はきわめて平易であり、得意のときは「エヘンエヘン」と擬声語を発し、旅行や見聞を記すときは、地図やイラストも入って絵手紙の様相を呈する。およそ「志士」の手紙らしくない。