今ある装備と法律のままでは、尖閣諸島を奪われる!
これが「専守防衛」の実態。
「竹島」の轍(てつ)を踏むな!
守れない国・ニッポン
「離島を守る水陸両用部隊がない!」
「日本人ボランティアを救出した指揮官が叱責された!」
「必要のない戦車にお金を使いすぎて、歩兵装甲車が足りない!」
「陸自と米陸軍、海自と米空軍の共同作戦は困難!」
……なぜ、こんなことになってしまったのか?
■専守防衛では、国民を守れない
「センシュボウエイ」と耳にして、正しい漢字が浮かぶだろうか?
「専守」とは…もっぱら守るだけ。我が国土を戦場とする覚悟をともなう防衛観、かつての沖縄戦のような犠牲を前提とした戦い方である。国民はこの言葉の真の意味を理解していない。
だが、現実の日本は、米軍と軍事同盟を結んでいるし、国連にも加盟している。明らかに「専守」とは違う。
こんな「曖昧(あいまい)さ」「いい加減さ」が、実際の装備、戦術、法律の不備となって露見されてしまっている。これでは、いざ攻められたとき、国民を守れないだろう。日本がそれでも固執する「専守防衛」には、もはや何ら実態がないのである。