あわれ におい わび・さび 道―みち― ありがとう 遊び 間―ま―
七つの言葉を手がかりに何千年たっても、変わることのない日本人の心の奥底に迫る!
私にとって「あわれ」という言葉から浮かんでくるのは、ぼんやりとすわって、雨の音をきいていても、風の吹くのを感じていても、深い共感に全身が共鳴するといった体験である。超越者との交感、ふれあいの身ぶるいするような深い感動である。
いずれにしても、自分の内部から沸き上がって出てくる、押さえきれない感動があるということである。
(本書「<あわれ>ということ」より)
■七つのやまと言葉で読みとく日本人の心
一、<ありがとう>ということ
二、<遊び>ということ
三、<匂い>ということ
四、<間(ま)>ということ
五、<道>ということ
六、<わび、さび>ということ
七、<あわれ>ということ