西郷隆盛、佐久間象山(しょうざん)、吉田松陰、坂本龍馬――
彼らはなぜ、この本に心酔したのか
仕事、人づきあい、リーダーの条件……
変わることのない人生の指針がここにある!
座右の銘にしたくなる!
切れ味鋭い言葉たち
「壮(そう)にして学べば、則(すなわ)ち老いて衰えず」
「春風(しゅんぷう)を以(もっ)て人に接し、秋霜(しゅうそう)を以て自ら粛(つつし)む」
「暗夜を憂うること勿(なか)れ。只(た)だ一燈を頼め」
『言志四録』とは――
幕末の儒学者・佐藤一斎が東洋の思想・学問を通して得た思索の成果を、42歳から82歳まで40年にわたり書き綴(つづ)った語録。
西郷隆盛をはじめ、多くの志士たちに愛読され、現代に至るまでリーダーのための書として読み継がれている。
■壮(そう)にして学べば、則(すなわ)ち老いて衰えず。
老いて学べば、則ち死して朽(く)ちず。
西郷隆盛が座右の書としていたことでも有名な、幕末の儒学者・佐藤一斎(いっさい)の『言志四録(げんししろく)』。この本には、現代日本にこそ必要な人生の知恵が、簡潔かつ的確な言葉で言い表わされています。
弟子であった佐久間象山(しょうざん)をはじめ、吉田松陰、勝海舟、坂本龍馬、伊藤博文といった幕末維新の志士たちは皆、この本に多くを学びました。いわば幕末のバイブルだったのです。
本書では、この『言志四録』から<学習法><仕事術><人間関係・リーダー論><人生論>に関する言葉をセレクトしました。日本が誇る「最強の人生指南書」のエッセンスが1冊に凝縮されています。